重たい話になりますが、妊娠判明時から10Wに入る頃は悩みました。
私もこの妊娠が32歳(になってすぐ)、適齢期ではあるけれど、
若い…とは言えません。
加えて夫は一回り以上年上です。
リスクがあるのではないか、健康な子供が授かれるのか、
不安がありました。
いろいろ調べ、考えた結果、
出生前診断は受けないことにしました。
でもこの受けない、という結論に至る思考過程で
出生診断やハンディキャップに対しての自分の考えは
妊娠前の考えとは違ったものになった気がします。
出生前診断はもっといろいろな胎児の問題が調べられるものだと思っていたし、
そもそも妊娠自体に至ることがこんなに難しいとは思ってもみなかったし、
このせっかく授かった命が検査によってリスクにさらされる可能性については
妊娠してようやく重大な問題だと思い至りました。
出生前診断だけでなく、本当につらいことですが、初期の流産についても
遺伝的な問題がおこっている妊娠の場合があるためというのも、
妊娠する前は自分にとってはただの知識や科学的な統計の情報でしたが、
今は受け入れがたい、理屈を越えた悲しみを感じます。
文章が簡潔でなくてお恥ずかしいです。
とてもわかりやすく、出生前診断について、出生前の障害について
まとめられている文章があります。
投稿者の方は、粛々と、淡々と理性的に繊細な問題を切り取り、
わかりやすく解説してくださいます。
いわゆる煽りの意見があっても、ぶれることなく
ばっさりと反論することができる強い思考。
自分の子供に問題があるかもしれない、という苦しみの中で
母として自分の子供を少しでも守りたい、助けたい、
冷静に一番良い方法を見つけたいと真剣に勉強され、
考え抜かれた故に身につけられた心の強さを感じるのです。
ダウン症について語る
感情は一旦横に置いて、情報・知識として胎児のリスクについて考え、
また、健常者として生きている誰もが、後天的に障害を得る可能性はある中、
社会はどのように共生すればいいのか、支えていくことができるか。
そしてやがて育っていく子供に、いろいろなハンディを抱える人が
自分の周りに暮らしていることを、自分自身がどのように伝えてゆくのか、
私も日々、考えて暮らしていきたいです。
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